紙・用紙サイズ(寸法)について|用紙一覧表

紙・用紙のサイズ(寸法)の一覧表

なぜ用紙サイズの知識が必要なのか

印刷物を作成する際、「どのサイズで印刷すればいいか分からない」「A4とB4の違いって何?」と迷った経験はありませんか?

用紙サイズの選択は、印刷物の仕上がりやコスト、使いやすさに直結する重要なポイントです。チラシ、パンフレット、名刺、ポスターなど、用途に応じて最適なサイズを選ぶことで、情報が見やすく、効果的な印刷物を作成できます。

アクセアで通常の規格、A判・B判の全サイズに対応しております。用途に合わせたサイズをお選びください。

1. 用紙サイズの基本:A判とB判の違い

用紙サイズ

A判(A列)とは?

A判は国際規格に基づいた用紙サイズで、世界中で広く使用されています。A0を基準に、半分にするごとにA1、A2、A3…と続きます。

A判の特徴:

  • 縦横比は「1:√2(白銀比)」
  • A0の面積は約1平方メートル
  • コピー用紙の標準規格であるA4が最も一般的

B判(B列)とは?

B判は日本独自の規格(JIS)で、江戸時代から使われていた美濃紙がルーツとされています。B0を基準に、半分にするごとにB1、B2、B3…と続きます。

B判の特徴:

  • 縦横比は「1:√2(白銀比)」でA判と同じ
  • 同じ数字でもA判より大きい(例:B4 > A4)
  • ノートや週刊誌など、日本の出版物に多く使用

A判とB判、どちらを選ぶべき?

  • 国際的な用途やビジネス文書:A判(特にA4)
  • 日本国内での出版物やチラシ:B判
  • 迷ったらA判を選ぶと無難です

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2. A判サイズ一覧表と用途

サイズ 寸法(mm) 主な用途
A0 841×1189 大型ポスター、学術発表、設計図面
A1 594×841 駅・店舗のポスター、建築図面
A2 420×594 カレンダー、中型ポスター、販促物
A3 297×420 パンフレット、メニュー、図面
A4 210×297 コピー用紙、ビジネス文書、チラシ
A5 148×210 手帳、小冊子、パンフレット
A6 105×148 文庫本、ポストカード、卓上カレンダー
A7 74×105 メモ帳、ミニカード
A8 52×74 タグ、ミニカード

サイズ別の詳細解説

A4(210×297mm)|最も使われる標準サイズ

用途例:ビジネス文書、企画書、履歴書、カタログ、チラシ

日本では1993年に公的書類が全てA4サイズに統一されたことから、ビジネスシーンの標準サイズとして定着しています。コピー機やプリンター、クリアファイルもA4対応が基本です。

A3(297×420mm)|見開き・大判資料に

用途例:見開きパンフレット、折込チラシ、メニュー表、ポスター

A4の2倍の面積があり、情報量が多い資料や視覚的なインパクトを出したいときに最適です。二つ折りにするとA4サイズになるため、パンフレット制作にも便利です。

A5(148×210mm)|持ち運びやすいコンパクトサイズ

用途例:手帳、小冊子、ミニパンフレット、ダイレクトメール

A4の半分で、持ち運びに便利なサイズです。書籍やノート、配布用の小冊子などに多く使われます。

A6(105×148mm)|文庫本サイズ

用途例:文庫本、ポストカード、小型パンフレット

文庫本サイズとして親しまれており、コンパクトで保管しやすいのが特徴です。ダイレクトメールやポストカードにも最適です。

3. B判サイズ一覧表と用途

サイズ 寸法(mm) 主な用途
B0 1030×1456 超大型ポスター
B1 728×1030 駅・商業施設のポスター、地図
B2 515×728 店頭ポスター、展示パネル
B3 364×515 電車の中吊り広告、折込チラシ
B4 257×364 新聞折込チラシ、配布資料
B5 182×257 大学ノート、週刊誌、教科書
B6 128×182 単行本、卓上カレンダー
B7 91×128 パスポート、手帳
B8 64×91 ショップカード、POP

サイズ別の詳細解説

B5(182×257mm)|ノート・雑誌の定番

用途例:大学ノート、週刊誌、教科書、報告書

日本の学校教育で長年使われてきたサイズで、ノートや雑誌の標準として親しまれています。A4よりも少し小さいサイズです。

B4(257×364mm)|折込チラシの定番

用途例:新聞折込チラシ、スーパーのセール広告、配布資料

新聞の見開きサイズに近く、スーパーや飲食店のチラシに多く使われます。情報を詰め込みやすく、視認性も高いサイズです。

B3(364×515mm)|中吊り広告サイズ

用途例:電車の中吊り広告、ポスター、折込チラシ

電車内の広告でよく見かけるサイズです。視覚的なインパクトと情報量のバランスが良く、交通広告や店頭ポスターに適しています。

4. その他の主要な用紙サイズ

サイズ名 寸法(mm) 主な用途
名刺サイズ 55×91 名刺、ショップカード
はがきサイズ 100×148 郵便はがき、ポストカード、DM
レターサイズ 216×279 北米標準サイズ、国際文書
リーガルサイズ 216×356 契約書、法的文書(北米)

名刺サイズ(55×91mm)
日本の標準的な名刺サイズ。A4用紙から10枚取ることができます。

はがきサイズ(100×148mm)
郵便はがき、ポストカード、DMに使用される定番サイズ。A4から4枚取れます。

レターサイズ(216×279mm / 8.5×11インチ)
北米(アメリカ、カナダ)で標準的に使われる用紙サイズ。A4よりも少し大きめです。

リーガルサイズ(216×356mm / 8.5×14インチ)
アメリカで契約書や法的文書に使われる縦長サイズ。

5. 用紙サイズの選び方|用途別ガイド

📋 用途別おすすめサイズ

ビジネス文書を作成する
A4が基本。履歴書、企画書、報告書はA4で統一しましょう。

チラシ・フライヤーを作る
A4、B4、B5が一般的。配布方法や情報量に応じて選びます。

ポスターを作る
A1、A2、B2、B3がおすすめ。掲示場所の広さに応じてサイズを決定します。

パンフレット・カタログを作る
A4(二つ折りでA5)またはA3(二つ折りでA4)が使いやすいです。

名刺・ショップカードを作る
名刺サイズ(55×91mm)が標準。特殊な形状にする場合は別途設計が必要です。

6. 印刷時に知っておきたいポイント

⚠️ 塗り足し(トリムマーク)とは?

印刷物を作成する際は、仕上がりサイズより3mm程度大きくデータを作成する必要があります。これを「塗り足し」といい、裁断時のズレを防ぐためのものです。

解像度の目安

  • 印刷物は300dpi以上が推奨
  • ポスターなど大型印刷物は150〜200dpiでもOK
  • Web用画像は72dpiで十分

用紙の厚さ(連量・斤量)

  • チラシ:70〜90kg(薄手で配布しやすい)
  • パンフレット:110〜135kg(しっかりした質感)
  • 名刺:180〜220kg(厚みがあり高級感)

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7. 用途に合った用紙サイズで効果的な印刷物を

用紙サイズは、印刷物の用途や目的に応じて適切に選ぶことが重要です。

本記事のポイント:

  • A判は国際規格、B判は日本独自規格
  • ビジネス文書はA4、チラシはA4・B4・B5が定番
  • ポスターはA1・A2・B2・B3が使いやすい
  • 印刷時は塗り足しと解像度に注意

迷ったときは、まずA4サイズを基準に考えると失敗しません。用紙サイズを正しく理解して、効果的で美しい印刷物を作成しましょう。もし、サイズ選びでお困りであれば、お近くの店舗へご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q1. A4とB5、どちらが大きいですか?
A. A4(210×297mm)の方が大きいです。B5は182×257mmです。
Q2. A3はA4の何倍のサイズですか?
A. A3はA4の2倍の面積です。A4を2枚並べたサイズがA3になります。
Q3. 印刷データを作る時、仕上がりサイズと同じで大丈夫ですか?
A. いいえ。塗り足し(3mm程度)を含めたサイズでデータを作成する必要があります。
Q4. レターサイズとA4の違いは?
A. レターサイズ(216×279mm)は北米規格で、A4(210×297mm)より少し幅が広く、高さが低いです。
Q5. B判は海外でも使えますか?
A. 日本のB判(JIS-B)は国際規格(ISO-B)と異なるため、海外では使われないことが多いです。国際的にはA判が主流です。
あらゆる用紙サイズの印刷に対応
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アクセアでは、A判・B判をはじめ、多様な用紙サイズの印刷を高品質・短納期で承っております。チラシ、ポスター、名刺、パンフレットなど、ビジネスシーンで必要な印刷物をトータルサポートいたします。お気軽にお問い合わせください

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